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こども園法案提出6月にずれ込み 13年度開始遅れも
政府は26日、2013年度からの導入を検討している子育て施策「子ども・子育て新システム」の関連法案について、当初3月としていた閣議決定、国会提出の時期を6月に先送りする方針を固めた。
新子育て施策の柱となる幼稚園と保育所の垣根を取り払い一体化する「こども園」などの制度設計が、関係者の意見調整に手間取り遅れているため。新システムでは公費負担増が想定されており、6月にまとまる社会保障と税の一体改革の政府案を見極める必要があることにも配慮した。
国会提出が会期末にずれ込むことになり、今国会での審議が進むことは困難となることが想定されるため、13年度としていた制度の開始が遅れる可能性もある。
政府は昨年9月、有識者や関係団体の代表者らでつくる検討の場を設置、具体的な制度設計を議論してきた。しかし、当初の政府案では、幼稚園と保育所を例外なく「こども園」に一体化するとしていたが、幼稚園関係者の猛反発などで併存を認めることになるなど、検討は混乱。合意を得るにはさらに時間が必要と判断した。
積み残した課題としては、7兆円近い必要財源を国と地方自治体、事業主でどのように負担するかが決まっていない。
2011/01/27 02:02 【共同通信】