全国福祉保育労働組合東海地方本部は、愛知・岐阜・三重の、民間の福祉・保育職場で働く人の誰もが一人からでも入れる労働組合です。「職場のこの対応は問題ではないか?」「悩みがある」等々、解決に向かって行くことができます。
東海地方本部の児童養護や母子生活支援施設で働く仲間は、不定期に交流会をもっています。国や自治体への要求活動をメインに、全国の児童養護種別の仲間と活動しています。
具体的な相談から
組合加入して、・・・・
施設長のパワハラで職員がどんどん辞めていく・・・、子どもたちの目の前で職員を怒鳴り散らすこともあって子どもにとっても良くないという相談がありました。最初は一人の職員からの訴えでしたが、なんとか解決したいと思う職員がどんどん集まり、10人ほどになりました。組合の分会結成をし、団体交渉で施設長のパワハラをなくすよう要求しました。職場での様子を知らない理事会メンバーは、そんなことはないだろうとか、あるいは、何かあっても職員が上手に立ち回り丸く収めるようにできないのかという態度でしたが、全国組織であることを活かし、東京や他の地域の職場の取り組みから学んで、考えられる改善の方法は全てチャレンジしてきました。仕事をしながらもこうやって頑張れたのも、職場だけでなく、地域支部や東海地方本部全体に大勢の組合の仲間がいたからだと振り返ります。数は力です。
最終的には、組合員の訴えで自治体も関与して「検討委員会」が設立され、改善が進み、今は、ハラスメントのない職場になっています。