障害協議会より全国障害種別会議の報告
東京都台東区にて、全国障害種別協議会の幹事会、および代表者会議が行われました。
そこでの討論の要旨の一部を紹介します。
かつては福祉労働者自身も、
「職員は家政婦でもいい」
「仲間のためなら、私たちは給料なんていらないから」
などという人がよくいました。
しかし、そういうことをいう人は長続きしなくて、
どんどん辞めて、すでに少数派になりました。
私たち福祉労働者はボランティアではないですし、
霞を食べて生きているわけではありません。
福祉労働者も自分の生活や人生があります。
障害当事者からもかつては
「自分たちがいて職員がいる」
「障害者がいるから職員はメシを食っている」と言われていました。
ところが障害者自立支援の影響で職員が倒れたり、少なくなったりして、
「労働者は大事だ」
「お金がないと、職員が来てもらえない」
という意見に変わってきました。
利用者に労働者のがんばりと、必要性を認めてもらうのが大切です。
それには福祉労働者にも、障害福祉に関する専門性が問われます。
また、数年後を目標にした介護保険との統合(受給者範囲の拡大)問題が囁かれています。
介護保険自体に非常に多くの問題があるという現状認識と、
福祉や介護の費用を保険で賄うことの是非に関して討論をして、
私たち福祉労働者の労働条件や職場環境の向上を目指す運動を展開しましょう。