「結団式」(原水爆禁止世界大会の)
7/25、福保労の各支部から原水爆禁止世界大会に参加する代表団を送り出す「結団式」を行いました。
今年の長崎世界大会へ、福保労東海地本から参加するのは5人です。
「チェルノブイリハート」を観ました。
この映画は、1986年に起きたチェルノブイリ事故16年後のベラルーシの被害の実態のドキュメンタリー映画です。
さくらんぼ作業所さんのご厚意でDVDを貸して頂き、鑑賞会をすることができました。
ベラルーシは、チェルノブイリ事故により国土の99%が放射能で汚染されました。
放射線の影響で心臓に重度の障害を持った子どもたちは「チェルノブイリハート」と呼ばれています。しかし、ベラルーシは予算がなく必要な医療や福祉が保障できず、命を落としていく子どもたちが大勢います。
参加者の感想から・・・。
・チェルノブイリの事故は遠い国のこと、過去のこと・・・、と心の隅で思っていたような気がします。更に福島で苦しんでいる人たちのことも、日常の生活の中ではつい、自分たちの生活と切り離して考えてしまっている自分がいて・・・、今日改めていやいや人ごとではない!自分たちの問題なんだと感じました戦争や沖縄の基地のことも・・・、自分たちが考えていかなくちゃいけないと思います。
・観れて良かったです。以前森住卓さんの講演で“劣化ウラン弾”を受けた観るのも辛い写真を見せてもらった時のことを思い出しました。その時彼は「目をそらさないで見て下さい」と言いました。私たち日本人は、原爆を知っている国の一人として、だからこそ原発を外国に売り出すこと・即時ゼロにしないことをしないこの国のあり方に本当に怒れます。このDVD、分会や支部で買って観るのが良いよ!
・なぜ、大丈夫だと思えたのだろう、と思います。こんなに沢山の人がこんな思いをしているのに、まだ何も解決していないのに、対処方法も見つかっていないのに、なぜ、大丈夫だから再稼働させようという考えになるのかわかりません・・・。でも、どこかで人ごとのような気がしていた自分も、再稼働させようとしている人間と同類なのかも知れません。もっときちんと考え向き合おうと思います。
世界大会行ってきます。
・想像を超える現実に、どう表現したらいいかわからなくなりました・・・。健常児が生まれる確率が15~20%・・・、つまりは80~85%が障害を持って生まれてくるなんて・・・。福島・私たちの暮らしている日本の将来が、このようになってしまうと思うと本当におそろしい。今、私に出来ること。まず、知ること。無知はおそろしい。そして世界大会に参加して、自分の目で見て聞いて感じたことを周りの人に発信していきたい。
・平和のことを知る機会として、組合から世界大会に参加できるんだよと分会で聞いて、すご-いと思って参加することにしました。最初は「長崎に行ける」という気分もありましたが、チェルノブイリハートを観て、原発の恐ろしさは一生続くし、今すぐにどうにかなる問題ではないことを改めて学び、今度の世界大会で日本の歴史を知ったり、私たちは何を大事にすれば良いのか学んできたいと思います。