心に響き、学び・考え・行動もした一日
記念講演「ワーキング・プアを考える」(NHK鎌田靖さん)を聞き、感じ、考えた。
トライアングルフォーラム「どうする福祉人材確保と福祉制度改善」で共感し、また初めて知ることに驚き、これからの日本を、福祉を、考えた。
そして考えたことや感じたことをいっぱい声に出して、私たちは東京駅までパレードした。
参加者の感想で集会の様子を紹介していきます。
記念講演「ワーキング・プアを考える」(NHK鎌田靖さん)
とても感動しました。
ワーキングプアの取材から見えてきたものを、御自分の生い立ちも交え、HNKとの格闘のことも交えて話されました。また、番組の映像にも考えさせられるものがありました。
メディア社会の中で、蒲田さんのように日本社会のひずみを、きちんとした主張を貫いて描く人達が居るということに心強いものを感じました。(A)
聞いていたけど今まで以上に内容がわかった。今は働いていて、自分は関係ない様に思っていても、もし大きな出費が重なると…、もし病気になって仕事ができなくなると…と考えると、不安になりました。『誰にでも起こりうること』それが取っても印象に残りました。
もし、このまま若者のワーキングプアが増え、今会社を動かしている年の人達が会社を辞める時、日本はどうなるんだろう…。イギリスの支援制度や韓国の法律のように日本も考えたらいいのにと思います。
また、災害が起こったときに格差が出るというのにもあらためて気づかされました。「同じ(地震の)ゆれでも、収入の高い人の家はがっちりしてて壊れないし、低い人の家は壊れも激しい・・」…そうかーこういうところにも格差が出てくるんだーと思いました。(B)
「どうする福祉人材確保と福祉制度改善」
福祉職場で働くことは凄くやりがいがあるし楽しい。
共産党の紙議員も言っていたけれど、この思いや労働者を守り、社会として発展させていくことは、憲法に沿った人権を守る取り組みだということが大事。国として!
岸田さんが言っていた、日本の課題として「農林水漁業の再生」と「ヒューマンサービスの充実」はとても納得できた。日本は『人』を大切にする国として世界の中でも頑張ってくれればいいのに!
現状を保っているのは、本当に現場にいる職員の努力と犠牲があってだと、切なくなってきました。
それにしても…午前中から熱く討論してきたことと、厚労省の政策とが、ナーンカ噛み合わないのに腹が立つし情けなくなった。
いつも「難しい中で…」から話し始める国・行政。“歩み寄ってくれている感”が全く感じられない。ものすごいイラっとする最後の厚労省の話しだったけど、行って良かったと思いました。(C)
各団体からの現状を聞けて、とても良かったのと、「福祉の仕事の魅力をアピールし
ないと」という話に東海地本はもうやってるやんと東海地本の先見の明に感心。
あと、非常に腹立たしかったのが「人材確保」に関る厚労省の室長の発言。「自ら望んでパートで働いている」「賃金、労働条件では、今の人手不足は解決できない」などの現場実態を無視した、公的責任放棄の発言に怒りを覚えました。「そんなら、あんたも、月300時間、自給600円で今の仕事しろよ」って思いました。「この程度の考えを室長がしているのなら、『人材確保指針』の方向性は推して知るべし」そんな風に思えてなりません。
こういった考えを変えていくためにも広範な分野の人たちと連帯し、世論を動かし、本当の意味で、魅力ある福祉現場の再生を目指しましょう。(D)
だからパレードで声をあげて!
フォーラムで、各政党からの発言に注目してたので(共産党以外出席がなく)残念でした。しかし、各団体からの発言は、福祉・保育で働く者を充分励ますものだったと思います。だからこそ、厚労省の方のことばがとても歯痒く感じました。現場からは悲痛な声があがっているのに…労働条件の改善を緊急の課題ととらえていないかのような発言に憤りを感じました。
この思いを多くの仲間と一緒に訴えていきたいですね。東京駅までのパレードでもそういう思いを強くしながら歩きました。(E)
働くということはやりがいも大事だけど、給与・働き方なども全くゼロではないと思うので、今日の集会で何回も話に上がった「社会福祉の現場のよさ」「福祉の仕事の魅力」をどう伝えていくか今の私たちの課題でもあるし、目標でもあるなと思いました。(F)