子どもたちの成長を見続けたい!
保育園へ勤めはじめて、5年目になります☆
どの学年にも、受け持ってたり、関わったりした子どもたちがいて、毎朝顔をあわせるたび、『〇〇せんせ!みてて♪』と、嬉しそうに声を掛けてきてくれるのが、密かな楽しみでもあります☆
できるようになった喜びを伝えてくれる時の、子どもたちのキラキラした瞳が大好き!(*^▽^*)
先日も、以前受け持っていた子が、自転車の一人乗りを披露してくれました!
お家で、『〇〇先生は、ボクのこと好きだからね!教えてあげなきゃね♪』と、使命感たっぷりに言っていたそうです(*^_^*)笑
『先生はボクのこと大好きだから!』‥と自信をもって言えるくらい、しっかり愛情が伝わっていて、嬉しくなっちゃうエピソードでした☆
『子どもたちの成長を見続けたい!』
この一心で5年間、臨職として働き続けてきました。しかし、臨職という雇用形態では厳しい時もたくさんありました。
年度末には、来年度も子どもたちと過ごせるかという不安。
低賃金による、生活苦。
卒園式では、『いつでも待ってるよ!遊びにきてね!』という言葉が心の底から言えず、もどかしく思い‥。(来年度いられるかも分からず‥)
でもやっぱり、子どもたちの成長がみたくて!
そして、子どもたちの『せんせい!みてて♪』に応えたくて‥。
また、父母からの、あったかい言葉に励まされて‥。
今年も、低賃金で不安定な、おバカな選択をしてしまうのです(笑)
でも、継続して子どもたちを見続けていくことは、子どもたちのためにもなると信じて、今後も笑顔で働き続けていきたいと思います☆
非正規雇用の待遇改善を求めて
本来保育とは、子どもとの継続的で安定した関係を積み重ねて、成り立っていくものです。この保育士さんも5年間積み重ねてきた中で、子ども達にたっぷりと愛情を感じてもらえる関係を築き、保育労働の喜びを実感しています。
しかし、保育の職場に占める有期・非正規雇用労働者の割合は、年々上がってきています。日祝・夜間・延長・一時保育や子育て支援等々、様々な保育事業を国や自治体はわずかな補助金で請け負わせ、必要な保育士を正規職員で雇う保障をしていません。いつまでたっても安い時給で、雇用期間の終了をいつ言い渡されるか毎年おびえながら、それでも子ども達の笑顔に励まされて働いている保育士が大勢います。
本来正規労働者として雇用されるべき常用の労働者です。非正規雇用の形態であるなら、最低でも正規職員との均等待遇に努めなければなりません。
民間保育園で働くパート保育士の時給は良くて900円程度です。正規職員と同じに子どもの保育に責任を持って働いていても、均等待遇には程遠いのが実態です。
労働者が健康で文化的な生活を送り、明日への気力を養える全国一律の最低賃金をせめて1000円として、最低賃金法の成立が望まれます。
また、今年2008年4月にパート労働法が改正され、「事業主は、通常の労働者への転換を推進するための措置を講じることが義務化」されました。「どのような措置を講じているか、広く周知することが望まれます」ともあり、労働者を期間で切って使い捨てにするようなことは許されない仕組みになっています。
私たち全国福祉保育労働組合は、今春闘の全国統一要求で「最低でも時給1200円を」をかかげました。子ども達の笑顔と、それに働きがいを感じる保育士を守るために、これからも最賃法の成立や福祉人材確保対策にむけて取り組んでいきます。