3施設からとフロアーからの報告
こすもすでは、安全衛生委員会を時間内で行い、検診結果などで職員の健康状況をチェックしていること。めばえでは、病休者がでたときに、今後そうならないために取り組んできたこと。かわらまちでは、中央労働災害防止協会のHPを利用してメンタルチェックをしたり、始業前5分の時間内ストレッチを位置づけていること。等々が話されました。
フロアーからは、職場での安全衛生委員会の取り組みの努力や難しさ、質問などが出され、小野先生から、仕事をする時は「まずは相手とは考えがちがう、と思って仕事をする」ことが大切であることや、産業医を各園に一人、というのは難しいがいくつかの職場で一人雇うなどすれば実現しやすいというような具体的アドバイスをもらいました。
ジェネレーションギャップ
正しいことをやっている者同士がうまく行くとは限らない
小野先生曰く…「今の40代以上の人はなんでも思ったことは言い合いながら、仕事をしてきたたたき上げの人であり、そういう人から見ると若い人は頼りなく見える。20代の人は色々思っていてもなかなか言えない現状がある。そういう人に昔と同じ人間関係のように厳しく接してうまく行くわけがない。精神構造が崩れる。20年違えば頭の中は違う。悪気があるのではなく良いと思って一緒にやっていても、意思が通じないことが実際にある。保育の考え方を調整する力があまりない。保育は学問的に確立しているかというとそうではなく、常に変化し・進化していき経験だけで語るのは疑問。そこのところではお互いにいいところ、悪いところをじっくり考えることが必要。経験ゆたかな人は優しく、若い人は言えるように双方努力して、話し合うことが大切。」
そして職場システムとして
「合わなければ配置換えをする必要もあるし、それを見る産業医がいないと難しい」と話されました。「今、システムを真面目に作る!、多少金払ってでもやらないと!という気持ちがないと、このメンタル疾患は無くならないですよ。」とピシャリ!
大変厳しいお話でしたが…
健康調査や面談結果結果から見えてくることはこれだけ深刻だということです。私たちは、職場全体でこのことを受け止めて具体的に改善施策を取っていかなければと痛感しました。
森岡先生によるストレッチ実践指導
今回はストレッチの仕方を学ぶというより、肩こりなど「なぜ」起きるのか、ということを聞き勉強になりました。「なぜやるのか、というのがわかってないと続かない」という先生の言葉に、わかっているつもりだけどなかなか続けられない私はドキッとしました。どういう姿勢だと体に悪いのか、具体的に保育の中の姿勢を元に話をしていただきわかりやすかったです。
ストレッチをすると体が柔らかくなる。逆にやらないと体は硬くなり、柔軟でない体はとても傷つやすいから柔らかくすることが大切だと話されました。 たった1回だけでも効果あるのだから、忙しい中でもストレッチを継続してやっていくことは大切だという話に納得です。
早速、私の分会では次の分会で報告をして、健康で生き生きと働き続けられるように取り組んでいきたいと思います。
福祉・保育の仕事は健康が基本です。各分会で今回の学習会の報告をし、一人一人のものにして元気に働きつづけていけるよう08春闘に取り組みましょう。
(職対部/高島・藤原)