知らない権利は使えない
労働者の権利は『労働基準法』で守られているんだけど・・・、世の中には、この労働基準法を知らずに「上司に逆らったからクビ」「有給休暇の申請に理由を述べよ」という雇用者も存在しています。やはり私たちが労働者としての権利をきちんと“知る”ことが大切。
『労働基準法』第1条は素晴らしい!「労働条件は、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を満たすべきものでなくてはならない。この法律で定める労働条件の基準は最低のものであるから、労働関係の当事者は、この基準を理由として労働条件を低下させてはならないことはもとより、その向上を図るように努めなければならない。」
講師の榑松さんは、労働者の権利について大変わかりやすくお話してくれました。
知ってるだけでも使えない
グループ討議の中で、「知っていても使わなかったら、権利ってどんどん使えなくなっていくよね・・・。」という話が出ました。
そうです。体制が厳しいから・・・、みんなに迷惑がかかるから・・・、と生休や有給、休憩さえ取らずに、無理していたら、その職場全体が無理をして成り立っている職場のまま続いていきます。
みんなで体調や自分たちの事を日常普段に話し、お互いに休憩・有給などを取り合う・保障しあう職場の意識が大切です。
賢い労働者として「知って」「使う」権利。
いきいきと働き続けられる職場は、自分達の意識にもかかっています。