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【06.12.26】労働組合講座(全6回)大好評でした!

明日が見える!元気になれる!

 
労働組合に入ったけれど、「実はわからないことだらけ」って感じている組合員も多いのでは?なんとなく聞けずにきてしまった「どうして?」「何のために?」をあらためて勉強してみよう!ということで、9月から運営委員会を結成し準備してきた労働組合講座は大好評でした。

毎回、講義と講義を受けての意見交流を行い、内容を深めてきました。当初運営委員は討論タイムを「来て良かった」と思ってもらえる中味で、うまく進行できるか不安でいっぱいでした。しかし少人数グループで、講義の感想から自分達の生活や労働実態も交えての討論は、時間が来ても尽きないほど盛り上がりました。

学ぶこと、学んだことをみんなで討論したことは大きな力になりました。この力で明日からの労働に元気に向かっていくエネルギーが蓄えられました。そして社会を変えていくことは不可能ではないと確信できました。一人じゃない、権利を実現していくのは夢じゃない(現実にできる!)という明るい気持ちになりました。

第1回 だから大切「労働組合」

講師:見崎徳弘さん(愛知県労働組合総連合顧問)

お話から・・・*今、労働者は非正規で使い捨てにされたり、正規では過重労働を負わされたりと大変な状況になっている。が、労働組合という憲法で保障された権利がある。一人では立ち向かえなくても労働組合はすごい力があるのだから、素晴らしい職場にする労働組合をつくろう。

感想から・・・
*色々な事例を聞いて改めて、「組合」があるかないかで大きく違うということがわかり、みんなの声が大変な労働条件を変えていく力になることを実感しました。

第2回 人間らしく生きる

講師:吉田豊さん(愛知県労働者学習協議会会長)

お話から・・・*人間らしく生きていますか?人間らしく=自分らしく生きる人間観が問われます。今、基本的人権(憲法13条)が守られ、人間らしく生きられる社会の仕組みでしょうか?

感想から・・・*グループトークがとても楽しかったです。「人間らしく・・・」から自分らしくってなんだろうという話になりました。他人の存在の中で自分がわかる、キラキラした自分でいたい!
*「どんな悪い社会でも、それは人間がつくったもの。人間のつくったものは人間の力で変えられる」という先生の話が大きな励ましになりました。

第3回 未来を展望する力

講師:吉田豊さん(愛知県労働者学習協議会会長)

お話から・・・*一人の力では何も変えられなくても、それぞれの持っている知識や情報を結集すれば大きな力を生み出すことができるし、変える事もできる。しかしそれには計画が必要。計画するには、本や機関紙を読んで学習する事が大切。自分の望む未来をイメージしてそれに向かって計画を立てるんだよ。

感想から・・・*「自分がどこにいるかよりも、どこに向かっているかが大切」という先生の言葉に感動しました。今の自分・未来の自分を考えるきっかけができました。そしてグループトークで、今の職場の現状をはなしたりいろんな人の意見が聞けて、明日からも頑張るぞ~と元気になりました。

第4回 格差は悪いものじゃない?!

講師:太田義郎さん(愛知県労働者学習協議会副会長)

お話から・・・*日本の貧困率は世界で2位、日本中で貯金0円の世帯が25%、その一方で1億円以上の持ち主は82万人。150人いる夜間工場のうち正職員はたったの3人。世の中こんな格差社会でいいのでしょうか?個人の責任?!いやいや財界中心の働き方の規制緩和が問題です。

感想から・・・*わかりやすいお話でした。法律が変わることで働き方だけでなく、働く人の意識まで変えてしまう・・・そんな怖さを感じました。時給300円の外国人実習生の問題は、両方の国(国民)にとって利の無い苦しめられることではないかと思いました。

第5回 福祉労働者の賃金は高いのか安いのか

 
講師:太田義郎さん(愛知県労働者学習協議会副会長)

お話から・・・*そもそも賃金とは「明日も元気に働こう!」が補償される労働の対価。賃金が下がるのは労働市場で働きたい人が雇う人より多いから(市場原理)。本来、福祉労働は民間がお金儲けをする分野ではないのに、国が補助金を削減しようと民間企業を参入させ、競争(市場原理)を持ち込んだ。

感想から・・・
*市場原理で競争することで、よくなるのではなく色々な水準が低下し、悪循環だと思いました。 *先生が、構造改革の痛みを伴う暮らしの中で、人々は痛みさえも感じないような生活になっているというのが印象に残りました。これではいけない!生存権を補償することを要求していくことが大切だと思いました。

第6回 福祉保育労の歴史と私たちの課題

 
講師:前田鉄雄さん(全国福祉保育労副執行委員長)

お話から・・・*福祉保育労の結成は1986年からですが、さかのぼれば、1953年の「日本社会事業職員組合」から。60年代の各地での保育所労組の誕生と70年の民間社会福祉労働組合連絡会の結成などがあり、福祉保育労結成へつながっていった。福祉保育労は「力をひとつに」をスローガンに対政府闘争を前進させ、共同行動の追及をしてきた。私たちの課題は、低下する一方の労働組合組織率に歯止めを欠け、労働組合力を回復させること。そのために産別統一要求の本格的発展に努めよう。統一要求に基づく統一闘争の展開・集団的労使交渉(関係)へのチャレンジ・対政府闘争の質的強化が重要である。

感想から・・・
*福保労(前史も含めて)の結成の目的が対政府交渉に重点をおいていたことがわかり勇気付けられました。無認可の人にも、政府に訴えていくんだということを伝えて、組織拡大できたらいいなと思いました。 *今でも低い水準の中で必死に働いていますが、お話を聞いて運動の大切さを学びました。 *統一要求・統一闘争、これが全国組織(福保労)の存在意義だ!

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