名古屋市の保育関係の取り組み「でっかい遊ぼう会」
9/23(火・祝)保育を良くするネットワークなごやの取り組みで、「でっかい遊ぼう会」が取り組まれました。
白川公園を会場に、各区の保育園の遊びのコーナーが大盛況でした。
公的保育制度を守るために多くの市民に訴えようと行った企画のメインはラストのステージ。
民間保育所を代表して、福祉保育労の組合員でもある職員の「働き続けられる職場のために、公的保育制度を守ろう!」という訴えの全文を掲載します。
是非、読んでください。そして広げてください。
以下↓
皆さんこんにちは。私は民間保育園で働き始めて4年目になります。
保育の仕事は、子どもの成長を間近で感じられるやりがいのあるステキな仕事ですが、全国的に見てとても待遇が低いのが現実です。
全ての仕事の平均賃金と比べて、10万円も低いというデーターもあります。
保育の仕事が好きで、子どもたちが大好きですが、続けられるか心配になルという声が日本全国で聞かれています。
しかし、この名古屋市には、私たち民間保育士の処遇を公立保育園の保育士と同じにする公私間格差是正制度という補助制度があり、保育士は長く働き続けられます。
もともとは、「公立・民間の保育園の違いで、子どもたちに受ける保育に差があってはいけない」という市民の願いに応え、元名古屋市長が定めた全国的に見ても革新的な制度です。
この制度は、お金を他のことに使うことはできません。
例えば、営利目的の企業が名古屋市で認可保育園を運営しても、保育士の給与を引き下げて、勝手に株主配当などに回すことはできません。
子どもたちを保育する保育士のための補助金が、その目的のまま使われるという大切な制度です。
保育をするのは人です。2~3年でコロコロと保育士が入れ替わるような保育園では、赤ちゃんの頃を知っている保育士がいなかったり、子どもも安心して過ごすことができず、豊かな保育はできません。
子どもたちのために「よりよい保育」を守るには、知識と経験を積み重ねること。
つまり長く働き続けることが必要です。
私たちは今、この制度を今の形のままで守って、営利目的の企業参入を防ぎ、希望する人が誰でも保育園を利用できるように、名古屋市が責任を持つことを求める署名に取り組んでいます。
今日この会場でも多くの方にご協力いただきました。ありがとうございました。
保育の新制度が来年4月から実施される予定です。
保育園の他に幼稚園や認定こども園が入り乱れて、訳がわからなくなり、名古屋市の責任も曖昧にされてしまいそうです。
しかし、児童福祉法24条1項で自治体には保育を実施する義務があると決められました。
このことを皆さんと確認しあい、署名も使ってしっかりと名古屋市にも訴え、子どもたちにのために、よりよい保育環境をつくる為に、一緒に頑張りたいと思います。