名古屋市行政評価「事業仕分け」にて
名古屋市行政評価の外部評価(=事業仕分け)が
10/21金~23日で行われています。
今日、22日は午前中に、「公立保育園」(がお金の使いすぎ→保育料を値上げすべき)の事業仕分けがありました。
市民判定員や傍聴に来る方に、呼びかけるため
朝から宣伝行動を行いました。
「保育園は無駄じゃない」
「生活が苦しいから保育園に子どもを預けて働くのに、これ以上保育料を上げられたら生活できない」
等々、
福保労の仲間や多くの保育園関係者で呼びかけました。
結果「継続」
公立保育園(保育料問題)の結果は、
「廃止」0、「見直し」5、「継続」12、結果「継続」でした。
学識者からは、
「保育園費用などと考えても、女性の社会進出が社会発展に非常に効果があることは、民間のシンクタンクからもいわれていること。局の中だけで財政を検討するようなことでなく、『名古屋市として』今後どうしていくかの大切なこと。」
「局内で、保育料を上げたらどうなるかのシュミレーションや、財政分析ももっと必要。」
「保育料を上げれば、高くて預けられない人がでて、希望が抑制され、究極の待機児童解消になりますね(失笑)。」
等々鋭く素晴らしい意見が出されていました。
これで良いのか?!「事業仕分け」
しかし…
傍聴して率直に思ったことは、
市民判定員は、今日の今日まで俎上の事業について詳しく知らないので、
学識者の意見に左右される、ということ。
学識者から、先述のような良識ある意見が出ればいいですが、
昨日の「野外学習センター」や「30人学級」の議論の時のように、
事業の意義や詳しい内容を知らないと、コスト論ばかりに行ってしまいがちです。
元々コストやもうけを考えてはいけない事業が「公」務として行われるのに、
そこに市場原理を持ってきてどうするのでしょう?
福祉・保育・教育などは、「費用対効果」や「コストパフォーマンス」で考えるべきではありません。
現場も知らない、利用者の声も聞かない、それでたった60分上っ面の討議を聞いただけで「廃止」「見直し」「継続」からの三択なんて、市政を軽んじすぎではあるまいか?!
こんなパフォーマンスだけの「事業仕分け」にお金をかけることこそ無駄ではあるまいか?!
というのが、参加しての率直な感想です。