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【08.04.30】民主労組:6年間の闘争が解決

4/28合意文書に調印

 08年4/28にゆたか民主労組の団体交渉が行われ、民主労組結成直後から行われた不当労働行為および人権侵害行為に対する謝罪と名誉回復を求めてきたたたかいの合意文書がかわされました。

 まだまだ、課題は多く残っています。ゆたか福祉会の再生への道のりは始まったばかりです。4/5に仲間の力を結集させ結成した“福祉保育労東海地本ゆたか支部”として、仲間を増やし、“ゆたか福祉会の再生”“仲間のもとに実践をとりもどす”取り組みを一層すすめていきます。

 

団 体 交 渉 合 意 書

 福祉保育労働組合東海地方本部ゆたか民主労働組合(以下組合という)は、ゆたか福祉会(以下法人という)と、『「ゆたか福祉会綱領」及び「綱領教育」についての総括』(2007年4月理事会確定)表明に際して、あらためて当組合にたいして行った不当労働行為、差別や人権侵害、また綱領確定前後の時期を含めた職員に対する「処分」や「補講教育」の実施に関して、今日における見解を問い、当人への直接的な謝罪や名誉回復等必要な是正措置を講ずるよう、団体交渉・協議を行ってきた。特に、当時の管理職員に対しては、綱領そのものを推進した責任を問うかたちで、個人総括として今後の決意表明文を求めてきた。
組合は、2008年1月22日付け「管理職の総括と決意の表明」(8名)の文章が組合に届けられた事を期に、これまでの法人の総括文章、また今回の「管理職の総括と決意の表明」の決意を信頼し、二度とこのような不当な出来事が繰返される事のないよう、組合と法人との間で、この団体交渉合意書を交わすものである。
 

第1条  法人は、「多くの職員を精神的に追い詰め、病気の併発や休職・退職を余儀なくさせる最悪の事態を生じさせた」当該職員全てに対して、今後も引き続き、それが可能となった時期に直接の謝罪や名誉の回復を行う措置を講ずる。

第2条  法人は、「補講教育」を実施した全ての人に対して、直接の謝罪を行ない名誉の回復を行う措置を講ずる。

第3条  法人は、民主主義や人権を大切にする管理運営を行い、また全職員に徹底し、ふたたびこの様な不当な行為を繰返さないようにしていく。

第4条  法人の行う人事・管理運営においては、未だに精神的に回復し得ない病気療養者等に対して、今後も必要な配慮を行うように努める。

第5条  本団体交渉合意書をもって、組合と法人との間の長い紛争に終止符を打ち、当事者双方はここに至る経緯を踏まえ、社会福祉の充実発展に向け不断の努力を重ねる。

2008年4月28日

全国福祉保育労働組合東海地方本部
  執行委員長 横井 あかね
 
ゆたか民主労働組合
  執行委員長 楠本  学

社会福祉法人ゆたか福祉会
  理事長   富田 偉津男

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