トピックス−福祉の魅力再発見〜撲滅!官製ワーキングプア〜

【08.02.21】福祉の魅力再発見!〜私のレポート〜

好評「おやつ作り」

 利用者さんに好評な取り組みのひとつとして上げられるのは、おやつ作りです。
 今年度は新たに、『たこ焼き作り』に挑戦しました。職員の人手が少ないということもあり、省略できるところは省略し(生地にキャベツやねぎは入れない・たこではなくチーズやソーセージを使う等‥) 、“安全に”取り組めるよう工夫しました。
 チーズなどを切り分ける作業は女性の利用者さんにお願いしました。さすが元主婦だけあって皆さんお上手です。ホットプレートを使うため火傷の心配があったので、焼くところは職員がやり、利用者さんには見て楽しんでもらおうと思っていました。が、そうはいかずある女性の利用者さんが本領発揮です。慣れない手つきの職員を黙って見ていることはできず、「早よ、中の具を入れにゃ〜!」とか「まんだ、ひっくり返してか〜ん!!」と、その場を仕切り始めました。最後には、キリを手に自らたこ焼きを焼き皿に取り分け、「あんた食べてみやぁ〜」と利用者さんに勧めるところまでやって下さいました。
 本格的なたこ焼きの味ではありませんでしたが、自分たちで作りその場で食べることができ、「おいしい、おいしい。いくつでも食べられそう。」と、喜んできただけました。
 

介護の仕事は楽しいけれど

   今年度は、とにかく“職員不足”という一言につきます。募集をしてもなかなか働きたいという人が集まってきませんでした。ヘルパー事業を発展させることが今年度の課題でしたが、ヘルパー事業まで人がまわせず、ヘルパーの依頼が入っても断らざるを得ない状況が今も続いています。昨年度は月のヘルパー利用者が10名を超えたときもありましたが、現在は3名しか受け入れできません。
 また、働き始めて何ヶ月か経ち、続けてもらえそうかなというときに、体調を崩し退職せざるを得ないという職員も今年度は数名いました。介護の仕事を楽しいと感じ、続けたいのに続けられない、退職せざるを得ないのはとても残念でした。

利用者も働く人も輝ける介護を実現するために・・・

 介護分野は責任ある労働にもかかわらず、専門職にふさわしい賃金・労働条件が保障されていないため3年以内で8割の人が離職しておりその人材不足は深刻です。
 国もこの人材不足問題を深刻に受け止め、07年8月に「社会福祉事業に従事する者の確保を図るための措置に関する基本的な指針」を制定しました。しかし、08年度予算概算要求では調査費の計上にとどまり報酬単価の大幅な引き上げや制度の見直しについては「09年度の単価改正に合わせて検討する」と先延ばしにされています。
 そうした状況の下、07年末には「認知症の人と家族の会」や共産党からの提言が上げられ、08年1月に民主党から「介護労働者での人材不足に関する特別措置法案」が国会に提出されました。  
 民主党の法案では、地域別・サービス内容別に平均的な賃金基準(認定基準額)を決め、その基準を上回る賃金の事業所を「認定事業所」として介護報酬を3%加算するという仕組みで、月額2万円程度の賃上げが可能になるとしています。また、この財源を全額税財源とし介護保険料の引き上げはせず、介護報酬加算分は介護保険からの10割給付にすることにより利用者負担をアップさせないとしている点は、利用者負担に跳ね返らせないという私たち福祉保育労働組合の要求と一致しています。
 私たち福祉保育労働組合は、すべての福祉職場における働く条件の改善につながる課題として、実効性ある人材確保対策の確立の要請運動に引き続き取り組んでいきます。

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